【プレミアリーグ】チェルシー4-4マンチェスター・シティ(日本時間11月13日/スタンフォード・ブリッジ)
まさかの形でチェルシーが追いついた。チェルシーの最終ラインを牽引する39歳の大ベテランのチアゴ・シウヴァが、強烈ヘッドでシティのネットを揺らしたのだ。圧倒的な守備力でチームに貢献するだけでなく、得点でもチームに貢献したことで「チアゴってもしかして神なのか?」と視聴者も衝撃を受けたようだ。
その衝撃の場面は29分に起こった。コーナーキックで、コナー・ギャラガーが力強いボールをニアに蹴り込むと、完全にフリーのチアゴ・シウヴァがクロスを頭で合わせた。ブラジル代表DFがフリーになれた要因は様々だろう。一つはチェルシーのマーク・ククレジャや、コール・パーマーらが、ゾーンで守るシティの守備陣を上手くブロックできていたことが大きい。またチアゴ・シウヴァ本人も上手くアクセル・ディザジの後方に隠れた状態から飛び出したことも功を奏したのだろう。
この見事なヘッドからのゴールを受けてABEMA視聴者は「いい動きしてるな」「忍者ゴール」「さすがキャプテン」「チアゴってもしかして神かなんか?」などと絶賛するコメントを寄せた。
またABEMAで解説を務めた粕谷秀樹氏も「あそこで角度をヘディングで変えて、ファーポストに決めるのは簡単ではない」とチアゴ・シウヴァのヘディングの技術も称賛している。
40歳近い年齢になっても、プレミアリーグという世界屈指のリーグで、しかもチェルシーというビッグクラブでスタメンとして出場し続けるだけでも十分に凄いことだ。加えてDFにもかかわらず、得点能力まで手にしたとあればいよいよ無敵だ。
とはいえ本人もそろそろ引退を意識し始めている。DFの神様のプレーを生で見られる時間は残り少なくなってきていることも間違いない。サッカーファンならば、1秒でも長く彼の最高のプレーを見続けたいところである。
(ABEMA/プレミアリーグ)