Ｕ－22日本代表が11月18日、IAIスタジアム日本平でＵ－22アルゼンチン代表戦と国際強化試合を戦い、５－２で大勝を飾った。
日本の基本システムは４－３－３。GKが藤田和輝、４バックが右から半田陸、西尾隆矢、木村誠二、バングーナガンデ佳史扶、中盤がアンカーに藤田譲瑠チマ、インサイドハーフに鈴木唯人と松木玖生、３トップが右から三戸舜介、小田裕太郎、佐藤恵允となった。
序盤から良い流れで攻撃していた日本は18分に先制ゴール。
松木の鋭い縦パスを受けた佐藤が中央に切れ込むと、右足でシュートを叩き込んだ。
しかし22分、日本はミスから失点。佐藤のバックパスがずれて混戦からボールを奪われると、最後はGKと１対１になったソラーリに冷静に流し込まれた。
その後はお互いに何度かチェンスを作る一進一退の攻防が続く。42分には日本にアクシデント。佐藤が接触で左膝を痛め、代わって松村優太が左ウイングに送り込まれた。
迎えた後半、松木と山本理仁を交代させた日本だが、50分にいきなり失点。ペナルティーエリア手前でFKを与えると、これをアルゼンチンの10番アルマダに直接叩き込まれる。ゴールの角を突く見事なゴールだった。
それでも日本は66分、同点に追いつく。半田からの見事な横パスを中央で受けた鈴木が、ペナルティーエリア手前から左足でコースを突く頭脳的なシュートを決めた。
直後に日本は２枚替え。小田と水戸を下げて植中朝日と山田楓喜を投入し、攻撃陣をテコ入れした。すると75分、日本は再び勝ち越しに成功する。カウンタープレスでボール奪取に成功すると、左サイドを抜け出した松村がクロスを挙げ、これをゴール前でトラップしたが半田が冷静に中央に横パス。最後は鈴木がダイレクトで押し込んだ。
さらに日本は81分に４点目。再び激しいプレスでボールを奪うと、中央にいた松村にボールが繋がる。松村は少し持ち出すと、ペナルティーエリア手前から左足で美しいミドルシュートを決めた。
86分には２ゴールを挙げた鈴木が大歓声を受けて交代。代わって初招集のFW福田師王が投入された。その福田はピッチに立ってすぐさま結果を出す。88分、藤田からのロングボールで一気に抜け出すと、GKの手前で左足シュートを放って５点目を挙げたのだ。
試合はこのまま５－２で終了。パリ・オリンピックを目指すチームでは初の国内開催試合となったが、日本が強豪アルゼンチンを粉砕した。
