【国際強化試合】U-22日本代表 5-2 U-22アルゼンチン代表(11月18日/IAIスタジアム日本平)
一瞬、会場がピリついた。U-22日本代表の鈴木唯人が、U-22アルゼンチン代表のカルロス・アルカラスに対して激しくプレスすると主審が笛を吹いてプレーが中断。すると、アルカラスは鋭い眼差しで威嚇するように鈴木を睨みつけた。
スコアレスで迎えた17分、日本が前線から積極的にプレスを掛けると、鈴木はアルカラスに対して激しい寄せでボール奪取を狙った。一度目のコンタクトでアルカラスは膝をつくような体勢となったが笛は吹かれず。すると鈴木が二度、三度と突いたところで笛が吹かれる。直後、苛立ったアルカラスが鋭い眼光で鈴木は睨みつけた。
イングランドのサウサンプトンに所属する20歳のアルカラスは、アルゼンチン人らしく攻守でハードワークできるファイター系MF。この場面はプレーが切れた後の出来事だったが、プレースタイルを象徴するような強い気持ちが前に出た瞬間だった。
アルカラスと鈴木の睨み合いにABEMA視聴者は、「唯人負けるな」、「メンチ切ってる」、「びびるってこれは」、「目が怖い」と反応。アルカラスの圧倒的な目力に驚いていた。
しかし、鈴木自身はまったく臆することなく、相手の目を見つめながら冷静に振る舞う。直後のリスタートでは、すぐにボールを取り返し、その流れから先制点へと結びつけている。相手の迫力に気圧されず、すぐさまプレーに戻って結果に繋げた鈴木のファインプレーだった。
(ABEMA/サッカー日本代表)