岸田総理の任命責任が問われる不祥事報道が相次いでいる件について、テレビ朝日の中丸徹デスクが苦言を呈した。
【映像】岸田内閣、不祥事まみれ…相次ぐ辞任劇
江東区長選挙をめぐる公職選挙法違反の疑いで捜査をしている東京地検特捜部は、自民党・柿沢未途議員の地元事務所、秘書の自宅、区議の自宅などを一斉家宅捜査した。
江東区長選挙で初当選した木村弥生前区長は、陣営が選挙期間中に自身への投票を呼びかける有料広告を出していたとして辞職。
地元選出の柿沢衆院議員も木村前区長に有料広告の利用を薦めた責任をとりたいとして法務副大臣を辞任していたが、その後秘書が任意の聴取に区議らへの現金配布を認めていることがわかった。
複数の区議らは現金を受け取ったことは認める一方で「陣中見舞いだった」と説明している。
岸田政権の一連の辞任ドミノはこれで終わらず、「週刊文春」による“文春砲“が次々とさく裂している。
山田太郎文部科学政務官(当時)が国会開幕前夜に20代後半女性とラブホテルに行くなど不倫関係に陥っていたと報じられ、山田氏は事実関係を認めて辞職した。
三宅伸吾防衛政務官も、都内の大きな水槽があるカラオケ店個室で女性の体を触ったりキスしたりする性加害行為をおこなったと「週刊文春」が報じた。そのときに言い放ったとされる「ここにきたらみんな人魚になるんだよ」という発言も世間を騒がせた。
これは当選した2013年の出来事とされているが、本人は「まったく身に覚えがない。記事にあるようなセクハラの事実はないと確信している」などと釈明している。
中丸デスクは、「過去の不祥事で裏側を取材したことがあるが、やはり不祥事が起きても辞めきれずに逃げ切った人もいるから辞めずに認めない。でも最後はやはり岸田総理や官邸の判断で『これはダメだ』となるかどうか」と説明。
続けて「辞める辞めないでブレているということは、岸田総理なり官邸が国民の気持ちを読み切れていない」と指摘して「岸田政権は判断が遅い感じがする」と語った。
(『ABEMA的ニュースショー』より)