全国各地で問題となっているバスの運転手不足。先週バス事業の関係者が集まり、人手不足で減便や路線廃止が相次ぐ窮状を政府に訴え、政策や支援を求める運動もおこなわれた。
そんななか、新潟市のバス会社が導入したのが「こども運転席」だ。座席に設置されているのはハンドルやスピードメーター、最大の特徴は前方のドライブレコーダーの映像と連動したモニター。足元にはアクセルやブレーキなどのペダル。右横には停車時に使うボタンもあり、運転の疑似体験が細かくできるようになっているのだという。
新潟交通株式会社の広報、山田快多さんは「運転手の方から『運転席のうしろの席ってちょっと高くなっていて見晴らしがいいような席になっているんだけど、そこに座ることができなくて残念そうにしていた子どもがいたんだよね』というような話を伺った。子どもの特等席じゃないけど、優先席という形で1つ作ってみてもいいのかなと、相談しながら取り組んだ」と経緯を明かした。
「バスの動きに合わせて『いまだ、ブレーキブレーキ、ブレーキ踏め』みたいな感じで、小学生同士で遊んでいるのを見かけたので、楽しんでもらっているようです」と、子どもたちの反響は非常にいいそう。
このニュースについてX(旧Twitter)では「素敵過ぎて今すぐに新潟に行きたくなった」「憧れの運転士気分を味わえる事、間違いなし。ぜひ、バス好きな子供達に乗って欲しい」「すべての公共交通機関に欲しい」といった歓迎の声が多数ポストされていた。
なお、「こども運転席」は大人が座ることも可能となっている。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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