<大相撲十一月場所>◇十三日目◇24日◇福岡・福岡国際センター
今場所で初めて番付に四股名が載ったウクライナ出身の序ノ口十四枚目・安青錦(安治川)が、序二段九十六枚目・二十城(山響)を寄り切りで下し、7勝全勝で序ノ口優勝を決めた。安青錦の活躍に「何この強さ」「幕下付け出しでも行けるレベル」と称賛の声が集まったほか、深々と一礼する礼儀正しさにも「基本ができてる」と期待の声が相次いだ。
九月場所の前相撲で初土俵を踏んだ19歳・安青錦。身長180センチ、体重125キロの筋骨隆々な身体の持ち主で、端正なマスクも人気の力士だ。デビュー場所となった十一月場所ではここまで無傷の6連勝と圧倒的な強さを発揮してきた。
序二段の二十城と対戦した十三日目、呼出し後に土俵に上がると客席から「安青錦~!」と声援が飛んできた。その後の取組では、立ち合いすぐに右を差した安青錦が一気に寄り切って勝利、相手に何もさせない完勝を遂げた。無傷で7勝全勝とした安青錦は序ノ口優勝が決定。敗れた二十城は2敗目を喫した。安青錦は勝ち名乗りを受けた後に土俵を降りると、花道を下がる前に深く礼をする礼儀正しさも見せていた。
デビュー場所で優勝を手にした安青錦。早くもファンからは「あおたん」「あおちゃん」と親しみを込めて応援されているほか、強さと礼儀正しさを兼ね備えた姿に「基本ができてる」「優勝おめでとう」「何この強さ」「あっさり優勝」と称賛の声も続出。「幕下付け出しでも行けるレベル」「通過点でしかない」「三段目まではスイスイ行きそう」と今後の活躍に期待を寄せるコメントも相次いでいた。
安青錦はウクライナ出身、4年前の世界ジュニア選手権で3位となった実力者だ。ロシアによる母国への軍事侵攻から逃れ、相撲道にまい進するため2022年4月に来日を果たし、12月に安治川部屋に入門。先場所、両国で行われた九月場所の前相撲で初土俵を踏んでいた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
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