羽生善治九段が「達人戦」初V 丸山忠久九段との決勝制し棋戦優勝数を歴代最多46回に更新
【映像】羽生九段が“初代・達人”となった瞬間

 将棋の立川立飛杯達人戦決勝が11月25日に行われ、羽生善治九段(53)が丸山忠久九段(53)に勝利し、初優勝を決めた。この結果、羽生九段は「初代・達人」となり、自身が保持する棋戦優勝数の歴代最多記録を46回に更新した。

【映像】羽生九段が“初代・達人”となった瞬間

 50歳以上の棋士54人で争われた“トップ・オブ・レジェンド”の栄冠は、羽生九段が初代の座に就いた。公開対局で行われた決勝戦は、名人経験者同士の重厚なカードに。振り駒で羽生九段の先手となると、後手の丸山九段は得意の一手損角換わりをぶつけた。中盤では千日手を巡る駆け引きが繰り広げられたが、羽生九段が仕掛けて果敢に打開。本格的な戦いへと発展した。

 玉の堅さの先手と、駒得の後手による激しいねじり合いに。強く攻めに出た羽生九段がペースを握ると、後手に深く斬り込んでいった。しかし、予選から勝ち星を積み上げこの舞台にたどり着いた丸山九段も徹底抗戦の構えだ。簡単には譲らず厳しい勝負手と驚異的な粘りで先手に迫ったが、羽生九段は揺るがない。熟練の技と柔軟な発想が激突する大熱戦を制し、羽生九段が達人戦を制した。

 この結果、“初代・達人”は羽生九段に決定。2019年3月に放送されたNHK杯テレビ将棋トーナメント以来となる棋戦優勝を飾り、自身が持つ歴代最多優勝記録を46回に更新した。

 ◆羽生善治(はぶ・よしはる) 1970年9月27日、埼玉県所沢市出身。1982年に奨励会入りし、1985年12月に四段に昇段。加藤一二三、谷川浩司に次ぐ史上3人目の中学生プロ棋士に。1989年に初タイトルを獲得し、1996年の王将戦七番勝負で史上初の「七冠独占」を達成した。2017年には7つのタイトルで永世称号の資格を得る「永世七冠」に。2023年6月には日本将棋連盟会長に就任した。タイトル獲得は竜王7期、名人9期、王位18期、王座24期、棋王13期、王将12期、棋聖16期の合計99期。棋戦優勝は歴代最多の46回。通算成績は1552勝686敗、勝率は0.693。
ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第1回達人戦立川立飛杯 準決勝・決勝
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