日本将棋連盟会長・羽生善治九段(53)が、今年6月の就任直後から掲げていた「将棋を通じての地域活性化」について、わずか半年の間に大きな仕掛けを動かし始める。11月17日に開催が発表された「ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治」。全国を8つのブロックに分け、各地域の出身や縁のある棋士がエントリーし、選ばれた棋士が団体戦を行うものだ。団体戦はトップ棋士が毎年ドラフトを行う「ABEMAトーナメント」があるが、今回は棋士が地元の誇りを背負って戦うもの。羽生九段には、大会そのものや、それに向けて各地域で行われるイベントなどによる活性化に大きな期待をかけている。