「フラフラ…足にしがみついて…大の字」の衝撃KO ジェットコースターのようなダウン合戦に騒然
【映像】「フラフラ、前のめり、大の字」衝撃KO
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 1度はダウンを奪うも、フラフラ、前のめり、そしてコーナー脇での壮絶な大の字ダウン。わずか133秒間でまるでジェットコースターのような衝撃KOに騒然となった。

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 11月25日に後楽園ホールで開催された「Krush.155」。寺島輝(TANG TANG FIGHT CLUB)とFUMIYA(E x F)の試合は、開始早々にFUMIYAがワンダウンを奪うも…持ち直した寺島が立て続けに3ダウンを奪い。1ラウンド2分13秒で試合を終わらせた。

「フラフラ…足にしがみついて…大の字」の衝撃KO ジェットコースターのようなダウン合戦に騒然
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 過去23戦。11勝は全てKO、一方で敗けも全てノックアウトとKrushきっての"激闘マシーン"と定評のあるFUMIYA。一方の寺島は、Krushスーパー・ライト級トーナメントを準決勝で落とし、上を目指すため重要な仕切り直しの再起戦となる。

 試合は序盤からダウンを奪いあうドラマのような展開となった。序盤はFUMIYAの強力な武器となっているインローへの蹴りが冴えわたった。前蹴りで距離を潰しながらFUMIYAが右のインローを連発して削り、コーナーで飛びヒザ、右ストレートを追加して寺島から先制ダウンを奪う。

 FUMIYAの積極的な攻撃にファンからも「蹴りが強い」「パワーがあるな」と声があがるが、寺島はすぐに立ちあがる。蹴りを貰いながらも耐え抜くと、左右のパンチを叩き込む。これをまともに被弾したFUMIYAはフラフラ状態に。耐えきれずスタンディングダウンを宣告される。

 パンチが効いたFUMIYAは焦りの表情。一瞬での形勢逆転にファンも「嘘やろ…」「ダウン取り返したな」「面白い試合」と興奮。立て直した寺島は冷静に飛びヒザ、前蹴りと攻め込み最後は顔面ど真ん中にパンチを叩き込むとFUMIYAは前のめりで相手にしがみつくように2ダウン目。立ち上がるも最後はロープ際に追い詰められワンツーを打ち抜かれて大の字。ロープに頭を打ち付けて力尽きた。

 133秒間で1度倒して3度倒されるという目まぐるしい展開。逆転勝利の寺島はタイトル戦線に向けての意欲を見せたが、敗れてもインパクトを残すFUMIYAにも「これぞKrush、ベストバウト」「FUMIYAに外れなし」など惜しみない声援が送られた。

 勝った寺島は最初こそ「ドキドキさせようと思って最初倒れたんですけど、焦らせちゃってみなさんごめんなさいね(笑)」とおどけてみせたが、かつて練習場所が一緒だったというFUMIYAに「人としてカッコいい人」とリスペクト。「FUMIYA選手と戦えたことでまたひとつ強くなれたと思います。ありがとうございました」と深々と頭を下げた。

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