朝日杯将棋オープン戦二次予選が11月28日に行われ、森内俊之九段（53）と及川拓馬七段（36）が午前10時から対局を開始した。勝者は同時刻から行われている広瀬章人九段（36）対 八代弥七段（29）戦の勝者と、午後2時から本戦出場をかけて対戦する。
森内九段は、1987年5月に四段昇段。竜王戦1組（1組以上：19期）、順位戦はフリークラス（宣言）。タイトル獲得数は名人8期を含む通算12期で、十八世名人の有資格者。棋戦優勝は13回を誇る。24、25日に行われた50歳以上の現役棋士対象の早指し戦、第1回立川立飛杯達人戦ではベスト4の成績だった。本棋戦は一次予選シードで、本局が初戦となる。
及川七段は、2007年10月に四段昇段。竜王戦2組、順位戦B級2組。朝日杯は16回目の出場で、本戦出場経験はない。今期は一次予選から岡崎洋七段（56）、深浦康市九段（51）、藤森哲也五段（36）に勝利し自身4度目の二次予選進出を決めた。
対戦成績は過去2局で、ともに1勝1敗。2016年2月に行われた竜王戦2組ランキング戦1回戦以来の対戦となる。早指し戦では初対戦となる両者がどのような戦いを見せるか。振り駒の結果、先手は森内九段に決まった。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。前年の第16回優勝者は藤井聡太竜王・名人。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
