【ブンデスリーガ】フライブルク1-1ダルムシュタット(日本時間11月25日/ヨーロッパ・パルク・シュタディオン)
堂安律が”エゴ”をみせた場面があった。味方FWの丁寧な落としに対して、日本代表MFがどフリーだったDFギンターから半ばボールを奪うような形で強引にフィニッシュ。自らシュートを決めきろうとする強い気持ちが見えた。
1-1で迎えた70分、味方選手からのクロスに対してフライブルクFWルーカス・ヘーラーが頭で落すと、そこに堂安律とマティアス・ギンターが反応した。
後ろ気味な体勢の堂安と前を向いたギンターでは後者の方がシュートを打ちやすかったが、日本代表MFは自ら決めきろう左足を振り抜いた。その気持ちがボールに伝わったが、シュートは枠の上へ。シュートを打てなかったギンターはやや怒り気味だったが、堂安の近くにいたマクシミリアン・エッゲシュタインはすぐに日本代表MFに声をかけて、気持ちを切り替えていた。
ABEMAで解説を務めた南雄太氏は「ギンターの方が状態は良かったんですけどね。でもまあ、打ちますね」と、堂安の心理状態を代弁。ABEMA視聴者も「エゴい!」「よかったのに」「堂安うま!」と反応していた。
結果的にゴールとはならなかったが、自らシュートを決めきろうという姿勢は堂安のような攻撃的な選手には重要だ。こうしたエゴな一面があるからこそ、同選手は10代の頃から欧州の舞台で活躍することができているのだろう。
(ABEMA/ブンデスリーガ)