【ブンデスリーガ】フライブルク1-1ダルムシュタット(日本時間11月25日/ヨーロッパ・パルク・シュタディオン)
堂安律の同僚が冷静に下した戦術的ファウルが話題となっている。残り2分でカウンターを食らいかねない場面で、フライブルクMFへフラーは相手選手の足を背後から刈り取った。このプレーでイエローカードを提示されたが、失点をすることだけは避けたいチームにとっては大きなワンプレーとなった。
1-1で迎えた90+4分にフライブルクはダルムシュタットに中途半端な位置でボールを奪われてしまった。
カウンターで状況をひっくり返されてもおかしくない場面で、フライブルクの生え抜きMFニコラス・ヘフラーは冷静に相手選手を背後からファウル覚悟で削ってプレーを中断させた。イエローカードという代償を受ける結果となったが、その代わりに絶体絶命のピンチを招くリスクを避けることはできた。
ABEMAで解説を務めた南雄太氏も「今のは完全に止めに行きましたね。カウンターを阻止するためのファウルですね」と、同選手の狙いを視聴者に伝えていた。
サッカーはプレーエリアや危険度にもよるが、バスケットボールなどの他のスポーツと違ってファウルの数に上限はない。この戦術的ファウル一つで、チームに勝ち点をもたらすこともできる。この場面でファウルを犯したヘフラーのように、上手いタイミングで使える選手は非常に優秀だ。
(ABEMA/ブンデスリーガ)