【WWE】RAW(11月27日・日本時間28日/ナッシュビル)
“陽気なお茶目なレスラー軍団”を盛り立てる日本人スーパースターが、世界最高峰のリングでおもしろムーブ。観客を巻き込んでの「せんきゅううううう!」大合唱など、確かなレスリングスキルとコミカルなキャラで大きな爪痕を残した。
【映像】俊敏ムーブ→「せんきゅううううう」で場内大爆笑の瞬間
WWEのレギュラー番組『RAW』で、次期タッグ王座への挑戦権を賭けた複数タッグチームのターモイル(勝ち抜き)戦が開催。陽気なピンク軍団“アルファアカデミー”からは、オーティスと戸澤陽がエントリーし、濃いキャラクターを炸裂させた。
リーダーのチャド・ゲーブルの「今日はオーティスと戸澤だ!」のゲキに「オーイェー!」とハイテンションで応えた戸澤はコブシの効いたガッツポーズで早くもハイテンション。しかしこの日は単なる賑やかし要員では終わらなかった。
複数のチームの先鋒として“DIY”のトマソ・チャンパとジョニー・ガルガノと相まみえたアルファアカデミーの2人。戸澤はチャンパのパワーに押されるも、スピンキックからトリッキーかつ俊敏な股くぐりで相手を手玉に取り、リング中央でアルファ・アカデミーの合言葉「せんきゅううううう!」を絶叫。これに観客も一緒にシャウトに参加した。
さらに戸澤はチャンパのパンチを華麗にかわしグーパンチを食らわすと、謎のちょいダサダンスで会場を盛り上げる。ファンから「人気やん」「おもしろムーブ」「戸澤ダンス」「キレキレだな」「目立ってる」「ウケてる」とその軽妙な動きに応援コメントが相次いだ。
その後オーティスがDIYの2人をまとめて痛めつけ主導権を握ると、早くも自らTシャツを破く恒例のパフォーマンス。そこに「俺もだ」と戸澤もリングインしてシャツに手をかけるがなかなか破れない。「しょうがないな…」とオーティスが代わりにTシャツを破ると、2人でキャタピラーからエルボーのムーブを披露と息のあった連携も見せた。
勢いに乗り、オーティスの肩に組体操のように乗る新合体プレーを見せようとした戸澤だが、運悪く落下して分断されるとDIYの合体技『シャークインザウォーター』で3カウントを献上し脱落。依然としてアルファ・アカデミーで研修生扱いの戸澤だが、この日はインパクトあるシーンを連発。敗れたものの、ファンからも「こんなキャラだけど動きはいい」「戸澤は見せ場しかない」「居場所ができてよかった」「爪痕は残した」と軒並み高評価だった。
(ABEMA/WWE『RAW』)