「うゎーー!」“絶叫”ネキ、よもやの自滅 「反則っちゃ反則」現役ファイターが指摘も
【映像】絶叫ネキが迎えた“予想外”の結末
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「うゎーー!」。試合開始前から、試合終了まで。時折り、会場に響く気合いをとどろかせた“絶叫”ネキ。しかし、気持ちの強さを"声"に出すファイトスタイルに解説を務めた現役ファイターからは「反則っちゃ、反則」と意外な指摘も飛び出した。

【映像】絶叫ネキが迎えた“予想外”の結末

12月1日にタイ・バンコクで開催された「ONE Friday Fights 43」。ファイニー・メスキータ(オーストラリア)とバクティグル・クルマンベコバ(キルギス)の対戦は3ラウンドの激闘の末にユナニマス判定でメスキータが勝利したが、気持ちを「絶叫」で表現するクルマンベコバの"熱血スタイル"に解説からある指摘が飛び出した。

「うゎーー!」“絶叫”ネキ、よもやの自滅 「反則っちゃ反則」現役ファイターが指摘も
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 初参戦の女子選手2人によるMMAのカード。試合は体格差で勝るメスキータの打撃に対して、寝てサブミッションを狙うクルマンベコバという構図。ラウンド開始前には19歳のクルマンベコバが「うゎーー」と気合の雄叫びを上げ、試合開始となった。

試合の節々でクルマンベコバの感情を前面に打ち出すスタイルに「気合が凄い」という声が。そんな気合とは裏腹にベテラン・ファイターのメスキータが上になると、その後もバックチョークを取られるなどクルマンベコバは防戦一方の苦しい展開。

 その後もシャウトからテイクダウンをうかがうが、いとも簡単に返されるクルマンベコバ。なかなか熟練した相手に好きにさせて貰えない。

 そのまま最終3ラウンド。テイクダウンをことごとくギロチンチョークに阻まれるクルマンベコバ。メスキータは下からの体勢でもしっかりパウンドしてポイントを稼ぎつつ、顔面をこまめに殴って相手にダメージを与え続ける。

 小さな打撃の蓄積と、タックルに合わせたカウンターのヒザでクルマンベコバは鼻血を出す厳しい展開。コントロールが上手い対戦相手に思うようにいかないクルマンベコバはラウンド終了間際に「うゎーー」と最後の絶叫のひと吠えも、冷静なチョークに制圧され試合終了。

 ファンからは「叫んどる」「気合はすごい」と気持ちの強さを称える一方で「吠えてるだけで何もできなかったな…」と冷静な指摘も多く聞かれた。

 試合は内容的に圧倒したメスキータが勝利も、ABEMA解説の元ムエタイ三冠王者でDEEPでも活躍する雅駿介からは意外なひと言が。

「(クルマンベコバのように)叫ぶのは、あれは反則っちゃ反則なんですよ。日本の団体だったら注意とかされます」とコメント。他のスポーツでも「声を張り上げる」行為の賛否が話題になるがMMAでは反則との意見も。

 "熱血スタイルもほどほどに"ということか…雅は「何度もやると注意されます。あんなに近くで叫ばれたらうるさいですから(笑)」と現役ファイターならではの見解を述べた。

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