日本プロ麻雀連盟の最高峰タイトル「鳳凰位」へとつながる鳳凰戦A2リーグ、第10節B卓が12月5日、東京都・夏目坂スタジオで行われ、柴田吉和が卓内トップを取った。

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 16人中、下位の4人が降級となるリーグ戦で、吉田は前節終了時点で15位と降級ゾーン。ただ残留へのボーダーラインは決して遠くなく、今節を含めた残り2節が勝負所になっていた。1回戦は1人沈みのラス、2回戦は3着と、いよいよ追い込まれたかに見えたが、ここから踏ん張り3回戦、4回戦と連勝。終わってみれば僅差ながら卓内トップとなり、+18.0と少しマイナスポイントを減らすことに成功した。

 肝心のトータル順位は暫定14位と1つ上げ、逆転残留にはあと順位2つ分。ポイント差では12位の猿川真寿まで約20ポイントと十分に逆転可能な範囲だが、試合後は「最低40、50ポイントは勝たないと厳しいと思っているので、最終節諦めずに頑張りますので、応援していただけたらと思います」と、気合を入れ直していた。

【試合結果】

1位 柴田吉和 +18.0
2位 三浦智博 +6.2
3位 古橋崇志 ▲6.4
4位 井出康平 ▲17.8

 ◆鳳凰位 日本プロ麻雀連盟のタイトルの1つで、30年以上の歴史がある同連盟最高峰タイトル。A~Eまで計11のリーグに分かれている。A1は12人で行われ、上位3人が前年度の鳳凰位と半荘16回戦でタイトルを争う。

 ◆日本プロ麻雀連盟 1981年に設立。森山茂和会長。ベテラン・中堅・若手と各大会・メディアで活躍するプロが多数所属する。現在の所属プロは業界最大規模となる600人以上。2016年に行われた「麻雀プロ団体日本一決定戦」でも優勝した。主なタイトル戦は鳳凰位、十段位、麻雀グランプリMAX、王位戦、麻雀マスターズ、女流桜花、プロクイーンなど。
(C)日本プロ麻雀連盟

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