12月3日、26年のプロ生活にピリオドを打った、小野伸二(44)さん。ラストマッチ翌日にインタビューに応じ、「生まれ変わっても絶対にサッカー選手になる」などと語った。
【映像】小野伸二さんが語った「自分に足りなかったもの」とは?
━━引退試合の最中、選手に戻りたいと思った?
「選手に戻りたいというのはありますけど、プロでなくともずっとサッカー続けていくと思うので変わりないかなと思います」
━━まだサッカーはうまくなる?
「やれば絶対うまくなると思います」
━━引退試合のピッチで印象に残ったシーンは?
「ファーストプレイあたりで相手のディフェンスの裏に左足で浮かして出したプレイは僕にとってもイマジネーションがあってよかったなと思ってます」
━━好きな言葉は?
「“楽しむ”ですね」
━━今でも胸に残っている言葉は?
「『いつもあると思うな、親と金』という言葉かな。でもほんとそうだなと思いますね。いつまでもあるかなと思えば、今は両親もいないですし。お金もいつまでもあるわけでもないし。すげえ言葉だなっていうふうに思いましたね」
━━ワールドカップで思い出は?
「18歳で仏ワールドカップに出させてもらえたことですかね」
━━あの場面に戻ってもう一度プレーしていいと言われたらどこに戻りたい?
「プロじゃないですけど、高校3年生ぐらいですかね。高校3年生くらいからもう一回、戻っていろんなものを鍛え直したいと思いますね。もっともっと学べたんじゃないかなと思いますね」
━━もしサッカーと出会わなければどうなっていた?
「いや出会わないことはなかったんじゃないですか、きっと。考えられないですね」
━━サッカーは難しいか?
「すごい難しい。年齢を重ねるごとにサッカーって難しくなっていくなってイメージです」
━━小野伸二は天才?
「周りは言いますが僕自身はわからないですね、正直。考えたことがないです」
━━もう一度生まれ変わってもサッカー選手になりたい?
「絶対なります。ポジションは絶対MFです」
━━自分に足りなかったものはある?
「いろんなものが足りないですけど、しいて言えば人に厳しくするとか、強く言うとか。そういうことが足りなかった部分であるのかなと思いますね」
━━後から「言った方がよかった」と思うことが?
そうですね。そういう部分もありますし、常に試合が終わった後に反省というのがついてくるものだと思うし、でも毎回毎回反省しながらも味方が見えちゃうとボールを出してしまうというのが僕の持っている良いところでもあると思うので」
━━これからのサッカーの夢は?
「いろんな選手を見て、イマジネーションも、人をワクワクさせるような選手を見たい。本当にサッカー小僧で人をワクワクさせるようなそういうプレイヤーに出会いたいですね」
━━小野伸二を超える選手は見つかる?
「全然見つかります」
インタビュアー:増島みどり(スポーツライター)
取材協力:ウニベルサーレ
(ABEMA NEWS)
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