【プレミアリーグ】シェフィールド・U 0-2 リヴァプール(日本時間12月7日/ブラモール・レーン)
しつこい守備が試合を決定づけた。リヴァプールのFWダルウィン・ヌニェスは、敵陣で相手DFにドリブルをカットされたが、素早い切り替えと高い身体能力を生かした強引なスライディングタックルで奪い返すと、味方にピンポイントのクロスを届けてゴールを演出。まさに「ヌニェス劇場」という展開となった。
リヴァプールが1点リードして迎えた90+4分、ダメ押しとなるゴールを決めたい場面でヌニェスが大仕事をやってのけた。
一度はシェフィールド・UのDFジェイデン・ボーグルに自らのドリブルをカットされたウルグアイ代表FWだったが、直後に素早く切り替えて、ハードタックルで再びボールを奪い返してマイボールに。その際、相手はあまりに強烈なスライディングだったためか、身体を5回転以上もさせて転がりながら悶絶。しかし、審判の判定はノーファウルだった。
このシーンで相手守備陣に隙が生まれると、最後は逆サイドのドミニク・ソボスライへ絶妙なクロスを届けて、試合を決定づける2点目となるゴールを見事に演出した。
これにはSNSでも、「ヌニェスの守備意識高すぎ」、「今のヌニェスの守備感動したよ」、「ヌニェスよく守備したしソボスライのこと見えてたな」など、多くの反響を呼んでいる。
このシーンに象徴される通りヌニェスの意識を変えたのが、ウルグアイ代表監督であるマルセロ・ビエルサの指導だ。「攻守の切り替えのスピード」と「マンツーマン守備」が生命線の指揮官について、ヌニェスは以前「彼は的確なアドバイスをくれるんだ。僕がもっと成長できると思っていて、修正してくれる」と発言。リヴァプールのユルゲン・クロップ監督も同じ思想の持ち主だけに、代表監督であるビエルサもヌニェスの成長に一役買っているようだ。
(ABEMA/プレミアリーグ)