【スコティッシュ・プレミアシップ】セントジョンストン1-3セルティック(日本時間12月3日/マクダーミド・パーク)
【映像】前JリーグMVP、ドリブル大爆走からの激うまクロスでアシスト
前JリーグMVP岩田智輝の“大爆走”が勝利をもたらした。1点リードの展開で何とかピンチを防いだセルティックは、最前線にボールを預けると、自陣から駆け上がっていた岩田に渡りドリブルで激走。最後はMFフォレストに絶妙なクロスを送って決定機を演出し、ダメ押しとなる3点目を見事にお膳立てした。
セルティックが2-1とリードして迎えた90+3分、GKジョー・ハートのビッグセーブで何とかピンチを防ぐと、FWのオ・ヒョンギュにクリアボールを預けて前線でタメを作った。
韓国代表FWは複数の相手選手に囲まれながらも何とかボールをキープ。すると、そのこぼれ球が自陣からサポートに来た岩田智輝の足下へと転がり、ハーフウェイラインからドリブルで激走して一気に相手ゴールに迫った。
この時点でセルティックが2人、セントジョンストンが1人と数的優位となっており、最後は並行して走っていたジェームズ・フォレストにクロスを届けて勝利を決定づける3点目を演出した。
岩田のハーフウェイライン手前からの激走が生んだ劇的なダメ押しゴールに、ABEMAで解説を務めたベン・メイブリー氏は「これはこれで(セントジョンストンの)決定機だったんですけど、岩田選手がこのボールをついて行って、推進力が高い攻め上げで、そして(フォレストが)冷静にボールを入れました。オ・ヒョンギュがなんとかボールキープしたらカウンターの起点を作りました」とコメント。目を覚ますような高速カウンターを完結させたセルティックの選手たちを賞賛している。
視聴者からも「岩田」「やっぱり出たら仕事するな岩田」「来たー!!!」「危ないところからよく追加点取れた」「この短時間ですご」など、祝福の声が多数寄せられた。
今季、岩田はリーグ戦での先発出場が0試合と、ポジション争いで後手を踏んでいる。しかし、10月のハーツ戦では途中出場ながら1得点、今節は守備固めとして85分からの出場し、無失点に抑えるどころか、勝利を決定づけるゴールまで演出した。この活躍を受けて、ブレンダン・ロジャーズの中での評価は変わるのだろうか。
(ABEMA/スコティッシュ・プレミアシップ)