【プレミアリーグ】クリスタル・パレス １－２ リヴァプール（日本時間12月９日／セルハースト・パーク）
リヴァプールに所属する遠藤航が、プレミアリーグ16節のクリスタル・パレス戦で日本のＸスポーツ・トレンド部門を席巻した。
今夏にリヴァプール移籍を果たした日本代表キャプテンは、加入当初こそ出番が限られたがここ最近は存在感がアップし、14節のフラム戦で途中出場から同点ゴールを挙げると、15節のシェフィールド・Ｕ戦ではフル出場。このクリスタル・パレス戦はMFアレクシス・マクアリスターが怪我で欠場したため、遠藤はその代役として４－３－３のアンカーとしてピッチに立った。
世界最高峰のプレミアリーグで首位争いをしているリヴァプールのスタメンはもちろん大きな名誉で、日本のサッカーファンは大きな期待を寄せる。キックオフ前から「遠藤スタメン」が日本のＸでトレンド入りし、「アップから気合い入ってる」、「すごいな」、「２試合連続きたあ」、「見るしかないじゃん」、「嬉しいな」などの書き込みが目立った。
ただ、遠藤はなかなかリズムに乗れず、試合序盤からボールロストが目立つ。29分には後方からチャージを受けて自陣の危険な位置でボールを失い、その流れからリヴァプールはPKを献上。結局はVARチェックの結果、遠藤が受けたチャージがファウル判定されてPKは取り消しになったものの、素早く捌いていれば避けられたシーンでもあった。
前半終了間際にはハードチャージでボールを回収するなど遠藤はらしさも時折見せたが、ユルゲン・クロップ監督の評価はイマイチだったようで、ハーフタイムにジョー・ゴメスとの交代を告げられた。
すると日本のＸでは、「遠藤交代」が再びスポーツ・トレンド入り。「仕方ないか…」、「流石に今日は厳しかった」、「またすぐELもあるし、少し休んでまた頑張ってほしい」、「疲労考慮かな」など残念がるポストが多かった。
さらに後半に入って試合が進むと、「アンカー」までもがトレンドになった。右SBだったトレント・アレクサンダー＝アーノルドが遠藤の担っていたアンカーに回り、「TAAがアンカーになって攻撃が加速した」、「守備は遠藤アンカーのほうがやっぱり良い」、「TAAをアンカー気味にして失点とか笑えないだろ、守備が軽い」、「リヴァプールのアンカーは難しい」など、サッカーファンが盛んにアンカーに関する投稿をしていたからだ。
結果的にリヴァプールは、57分にPKで失点したものの、76分にモハメド・サラーが同点ゴールを決め、さらに90＋１分にはハーヴェイ・エリオットが見事なミドルシュートで決勝弾。２－１で逆転勝利を収めている。
この日の遠藤は、前半だけでベンチに下げられた通り、決してハイパフォーマンスとは言い難かった。しかし、「スタメン」、「交代」、「アンカー」と短時間で３つもＸトレンドになるほど、日本代表キャプテンの動向にサッカーファンが注目しているのは間違いない。
リヴァプールのプレミアリーグ次節はマンチェスター・ユナイテッドとの名門対決（日本時間12月18日の01：30キックオフ予定）だけに、遠藤のスタメンか否か＆パフォーマンスにはさらなる熱視線が注がれることだろう。
（ABEMA／プレミアリーグ）
