【ブンデスリーガ】フランクフルト5-1バイエルン(日本時間12月9日/ドイチェ・バンク・パルク)
バイエルンからすると痛恨のクリアミスとなってしまった。マズラウィの中途半端な処理に反応したフランクフルトが立て続けにシュートを放つと、最後はFWマルムシュが2人の相手選手の股の間を抜く技ありの一撃を叩き込み、ホームチームが先制に成功した。
スコアレスで迎えた12分、フランクフルトは右サイドからふわりとしたクロスをボックス内に入れると、バイエルンDFノゼア・マズラウィがまさかのクリアミスを犯した。
こぼれたボールに反応したフランクフルトFWファレス・チャイのシュートはクロスバーに阻まれたが、その跳ね返りをオマル・マルムシュが冷静に胸トラップからのシュートを沈めてゴール。2人の相手DFの股の間を抜ける技ありな一撃でフランクフルトが先制に成功した。
ABEMAで解説を務めた川勝良一氏は「攻守の(入れる)タイミングが非常に早い。準備する前に入ってるのと、今ミスはありましたけど、周囲の反応、周りの反応は早い。非常に好調だし、いい流れでまず取れたのは大きいですよね。(中略)振りも早いし、体に当てないように低く撃ってるのでDFが足を出しても当たらない。股間もちょっと抜けてました」と、チーム全体としての攻守の切り替えの速さとエジプト代表FWのシュートの精度を称賛していた。
このゴールに対してABEMA視聴者からは「今の決めるんや」「クリア中途半端やったな」「OMG」「なにしとんねん」「バイエルン初負けあるか?」など、驚きの声や守備の脆さにがっかりする声が寄せられた。
先制点を決めたマルムシュは、今季フリーでヴォルフスブルクから加入したばかりだが、すでに公式戦24試合で12得点3アシストと前線を牽引する存在となっている。48試合で6ゴールに留まっていた前所属時代と比較をすると大きく数字を伸ばしており、フランクフルトの若い攻撃陣を牽引する存在となっている。
(ABEMA/ブンデスリーガ)