【ブンデスリーガ】フランクフルト5-1バイエルン(日本時間12月9日/ドイチェ・バンク・パルク)
【映像】天才的トラップ→DFを翻弄する超絶フェイントから豪快シュート
19歳の新星がバイエルンの守備陣を手玉に取った。ラーションが相手のビルドアップをカットすると、そこからフランクフルトのショートカウンターがスタートする。最後はこのスウェーデン代表MFにボールが渡ると、絶妙トラップから右足でシュートを打つと見せかけてからの左足フィニッシュで豪快にネット揺らした。
フランクフルトが2-0とリードして迎えた36分、バイエルンMFヨシュア・キミッヒからの縦パスをウーゴ・ラーションがカットすると、そこからホームチームの高速ショートカウンターが発動する。
最後はオマル・マルムシュからのリターンパスを受けたスウェーデン代表MFは、右足アウトで完璧にボールをコントロール。そこからカットインの形で右足を振ると見せかけて、滑らかに左に持ち替えてシュートを放った。
このフェイントにバイエルンDFダヨ・ウパメカノは完全に翻弄されており、GKマヌエル・ノイアーも止めることができないままフランクフルトに3点目となるゴールが決まった。
ABEMAで解説を務めた川勝良一氏は「走り続けて(トラップのタイミングで)ウパメカノの足を揃えさせてるんですね。コースもいいとこ行ってますよね」と、ラーションのコントロールからフィニッシュまでの流れを称賛していた。
一方のABEMA視聴者は「フランクフルト強くね?」「バイエルンさん??」「まじえぐいて」「え?w」「どうしてこうなってる?」と、前半でフランクフルトが3-0のリードを奪うまさかの事態に驚いているようだった。
ラーションは今夏にスウェーデンのマルメから加入した19歳の選手だ。従来の10代の選手は新たなリーグに馴染むまで時間がかかるケースが多いが、彼にその期間はなかった。ブンデスリーガデビュー戦となった第3節から先発出場を続けており、すでにフランクフルトの絶対的な主軸の地位を確立している。その理由がわかる見事なフィニッシュワークだった。
(ABEMA/ブンデスリーガ)