【プレミアリーグ】クリスタル・パレス 1-2 リヴァプール(日本時間12月9日/セルハースト・パーク)
遠藤航が得意のデュエルで完敗した。バイタルエリアでパスを受けた日本代表MFだったが、出足の鋭い相手DFにボールを突かれてボールをロスト。直後にプレスバックしたがボールを奪い返すことができず、ボックス内にまで運ばれるカウンターを食らってしまった。
スコアレスで迎えた37分、リヴァプールは敵陣に相手を押し込むと、選手たちポジションを入れ替えながらパスを回していた。その流れで遠藤はバイタルエリアに進入。トレント・アレクサンダー=アーノルドからパスを受けたが、背後からクリスタル・パレスのDFジョエル・ウォードにボールを突かれてロストしてしまった。
ボールを失ってからのトランジションの鋭さがリヴァプールの持ち味であり、遠藤を含めて何人かの選手がボールを奪いにいったが失敗。逆に自陣までカウンターで運ばれてしまい、あわや大ピンチを招きかねない場面となってしまった。
その起点となった遠藤のロストについて、ABEMA解説を務めた林陵平氏は、「今日は遠藤にボールが入る分、ちょっとロストが少し目立つ展開になっていますね」とコメント。 視聴者からは「遠藤さらにマッチョにならないけないのか」、「遠藤の位置でロストは致命的」、「ここが頑張りどころやぞ遠藤」、「遠藤頑張れ」など励ましのメッセージが多数寄せられた。
この試合で相手に狙われた印象の強い遠藤は、他にもボールロストの場面が目立った。身体を入れたキープで相手に近寄らせない、もしくはシンプルにダイレクトで味方にパスを預けるなどのプレーをしない限り、出足の鋭い選手が多いプレミアリーグでは簡単にボールを失ってしまう。ビルドアップ面での課題が出た試合だった。
(ABEMA/プレミアリーグ)