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【映像】当たった瞬間“ぐにゃり”の衝撃KO
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 当たった瞬間の「ドカッ」と凄まじい炸裂音とともに相手は手足の力が抜けてぐにゃりと腰から崩落。「パンチ力が本当にえげつない」と愛弟子をベタ褒めしていた師匠の言葉を、衝撃KOで体現してみせた右のオーバーハンドに戦慄が走った。

【映像】当たった瞬間“ぐにゃり”の衝撃KO

 12月10日に後楽園ホールで開催された「RISE174」。清水俊貴(NEXT LEVEL渋谷)と牧野騎士[ないと](FASCINATE FIGHT TEAM)は2ラウンド、牧野が規格外の破壊力を見せつけるオーバーハンドのひと振りで無敗を誇る他団体王者を粉砕した。

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 RISEの実力者である原口健飛いわく「パンチ殺傷能力がジムで一番えげつない」と太鼓判を押すジムの秘蔵っ子である19歳の牧野。前回のRISEデビュー戦で勝利し、現在3連勝と好調だ。対する清水は、初代KROSS×OVER KICKフェザー級王者という実績もさることながら、普段は広告代理店で働く爽やかイケメン・ファイター。しかもキャリア負け無しと全てを兼ね揃えている注目の選手。

 試合は序盤から牧野がプレッシャーをかける。清水もキレのある蹴りや、前に伸ばすような独特のフォームのストレートで反撃するが、牧野が強烈な音のボディショットや右ストレート、さらにボディ打ち。噂どおり、一発一発の打撃が重い。

 1ラウンド後のインターバルでは、愛弟子に熱のこもったアドバイスをする原口の姿。「もっとボディを」という言葉を聞いたか、2ラウンド開始直後から牧野が強烈なボディで清水を追い込んでいく。

 対する清水は華麗な足さばきで対応するも、牧野のボディが要所で当たるとボディ攻めで削られた清水のガードが次第に下がっていく。そんな清水を自コーナーに追い込んだ牧野。すると陣営の原口から「右のオーバーハンド。もっと大きく」と大声でアドバイスが。と、その直後に劇的なKOが生まれる。

 牧野は相手をコーナーに強引に押し込んで原口の助言どおり渾身の右オーバーハンド。「ドカッ」と破裂音のような凄まじい音とともに、清水の顔面を捉えると、意識をかられたか、清水はぐにゃりと糸が切れた人形のように崩れ落ちた。

 衝撃のダウンシーンに「うわ」「やば」「えっぐ」など驚きの短いリアクションばかり。あとを追うように「原口のアドバイスすごい」「原口選手の指示どおり」と原口の的確なアシストへの称賛コメントも多く聞かれた。

 試合後のマイクでは豪快な勝利から一変「えー何しゃべろう…」とややパニクりながら「予想外の勝ち方で、自分もびっくりしてます」と牧野。

 その後、感極まったか涙ながらに「次(16日に両国国技館で行われるRISE WS)の健飛さんにどうしても繋げたくて…」とコメント。さらに先輩への想いと同時に「後輩も2人セコンドについてくれて、かっこいいところを見せるために必死で練習しました」と勝利に至るまでの素直な気持ちを告白した。

 ハンマーでぶん殴るような衝撃的な勝利のあとの飾らない好青年ぶり。そのギャップにもファンからは「めっちゃいい選手出てきた」「めっちゃいい子や」「応援したくなるな」と声援が鳴り止まなかった。

【映像】衝撃の破壊力と炸裂音で失神KO
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魔裟斗「これはダメだ…」 中国巨神兵、衝撃の打ち下ろしKOに戦慄走る 日本人重量ファイターを1ラウンド葬
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