【プレミアリーグ】エヴァートン 2-0 チェルシー(日本時間12月10日/グディソン・パーク)
英プレミアリーグで危険なタックルが一触即発の場面を招いた。チェルシーのMFエンソ・フェルナンデスに自陣で前を向かせてしまったエヴァートンのMFゲイェはなんとか仕事させまいと“カニ挟みタックル”で進行を阻止。明らかなファウルとなるものの、判定に納得がいかない選手たちの間でひと悶着あった。
スコアレスで迎えた15分、チェルシーのアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスはボールをもらってから素早いターンで前進。チャンスを迎えようとしていた。対するエヴァートンのMFイドリッサ・ゲイェは、自陣で相手選手に前を向かせてはいけない立場。やや後手を踏む対応となったが、スライディングタックルでピンチの芽を摘もうと足を出した。しかし、これがフェルナンデスを両足で挟む危険なカニ挟みタックルになってしまい、主審のマイケル・オリヴァーはすぐにセネガル代表MFのゲイェにイエローカードを提示した。
この判定にエヴァートンのDFジェームズ・ターコウスキは納得がいかない様子だったが、解説を務めた粕谷秀樹氏は「後ろからいっちゃいましたね」と、カードもやむなしという見解を示し、視聴者からも「めっちゃイエローやな」などと、危険なタックルと指摘する声があがった。
ゲイェは、かつてレスターやチェルシーでプレーしたエンゴロ・カンテと同じタイミングでプレミアリーグにやって来て、その2人で毎シーズンのようにタックルランキングの上位争いを繰り広げていた選手。守備技術はさすがだが、この場面ではフェルナンデスのテクニックが上回ったと言える。
(ABEMA/プレミアリーグ)