1200年以上の歴史を持つ、岩手県·奥州市の黒石寺に伝わる“蘇民祭”。日本三大奇祭の一つと言われる理由になっている、五穀豊穣や疫病退散などを願い行われる男衆による麻袋の争奪戦では、雪の降る中、男参加者たちがふんどし一丁で本堂から降りていく。この熱気を感じるために県外から足を運ぶ人も少なくない。一時はコロナ禍で開催を自粛していたが、2023年1月、3年ぶりの復活を果たした。しかし、今月、黒石寺が来年2月の開催を最後に、祭りの歴史に幕を下ろすことを発表。今後は儀式などの信仰のみ継続していくという。