【ブンデスリーガ】フランクフルト5-1バイエルン(日本時間12月9日/ドイチェ・バンク・パルク)
今季絶好調サネにスピード勝負で勝つ男が現れた。今夏にフランクフルトの選手となったばかりのDFパチョは、トッピスピードでドイツ代表FWと並走しても置いて行かれることなく対応。ゴールラインが近づいても焦ることなくついていき、最後は身体を入れてサネをピッチの外へ。自チームのゴールキックとした。
フランクフルトが4-1とリードして迎えた52分、ホームチームはバイエルンFWレロイ・サネに左サイドからドリブルで攻められた。
今季のブンデスリーガの大半の選手がこのドイツ代表FWにスピード負けしてピンチを招いていたが、フランクフルトDFウィリアム・パチョは粘り強く対応。サネのスピードに遅れぬまま一定距離を詰めると、ゴールラインが近づいたタイミングで身体を入れた。それにより同選手は勢い余ってラインを割ってしまい、フランクフルトのゴールキックとなっている。
相手のスピードも生かした完璧な守備対応に、ANEMAで解説を務めた川勝良一氏は「ここでもう一回スピードを落とさずについていったのが効きましたよね。サネからしたらえぐりたいというのがあったんでしょうね」とコメント。ドイツ代表FWを自由にさせなかったパチョの守備を称賛していた。
試合を通してこの22歳のエクアドル代表DFはサネに対して粘り強く対応していた。近年、エクアドルからはモイセス・カイセドやケンドリー・パエスら多くの若手選手が台頭しており、パチョも今後の活躍が楽しみなプレイヤーの1人と言えるだろう。
(ABEMA/ブンデスリーガ)