【ブンデスリーガ】ボーフム3-0ウニオン・ベルリン(日本時間12月16日/ヴォノビア・ルールシュタディオン)
【映像】サポーターがブチギレ!大量のテニスボールとコインチョコが投げこまれた瞬間
事前に説明を受けていなければ、驚きのあまり固まってもおかしくない珍しい場面だった。試合は12分が過ぎると、スタンドから一斉にピッチへテニスボールが投げ込まれた。ドイツのファン団体が主催した「抗議活動」にファンも驚きの表情で見つめている。
スコアレスで迎えた12分、世にも珍しい光景が広がった。スタンドに集まったサポーターから大量のテニスボールがピッチに投げ込まれたのだ。
これについて、ABEMAで実況を務めた喜谷知純氏は「スタンドから物が投げ込まれています。時間は前半12分です。実はですね、今節、ドイツのファン団体がキックオフから12分間、応援をボイコットすることを示唆していました」と、この行為がファンの突発的な暴動ではなく、事前から決まっていた抗議活動の一環だと説明した。
この抗議活動によって試合は中断が余儀なくされ、選手やスタッフがボールなどの障害物を始末する事態に。これについてABEMA視聴者は「何かの抗議?」など、日本では見ることができない光景に驚いた様子だった。
喜谷氏が「ブンデスリーガへの投資家参入に向けて、扉が開かれたことが波紋を広げているようです」と伝えたように、これはリーグの買収を狙う新たな投資家グループへの抗議活動だった。
サポーターたちは「ブンデスリーガが将来的に放送収入の株式を外部の投資家に売却し、その結果、大会の運営方法がスタジアムに集まるファンを重んじている従来のものでなく、よりグローバルにテレビ視聴者のことを重視するのではないか?」と、恐れているそうだ。具体的にこの話が今後どのような方向に進んでいくのかはわからないが、サポーターたちの想いは十分に伝わったのではないだろうか。
(ABEMA/ブンデスリーガ)