【ブンデスリーガ】ボーフム3-0ウニオン・ベルリン(日本時間12月16日/ヴォノビア・ルールシュタディオン)
浅野拓磨の野生的な嗅覚が試合を動かした。日本代表FWが味方GKからパスをもらってスルーパスを出して追加点を演出したシーンだが、よく見ると浅野がキーパーに対して指を差して出す方向を指示していたことがわかった。
ボーフムは1-0でリードして迎えた54分に浅野拓磨のスルーパスを起点にゴンサロ・パシエンシアがネットを揺らして待望の追加点を手にした。
この場面のリプレイ映像を振り返ると、右WGで先発出場していた日本代表FWが左サイドの空いているスペースに流れてきながら、ボーフムGKマヌエル・リーマンに対して指を差して出す方向を指示していたことがわかる。その後、それを見たGKは指示された場所にグラウンダーのパスを供給しており、浅野の狙いが見事にハマった。
このプレーを見た視聴者は「なるほど浅野の指示通りGKがグラウンダーで出したのか」と感心した様子だった。
”ジャガー”の異名を持つ日本代表FWはフィニッシャーやドリブルでのキャリーだけでなく、多くの局面でプレーに関与できる完成度の高いFWに成長しつつある。この味方への指示を出した直後のスルーパスはこれまでの浅野ではあまり見せることがなかったプレーであり、29歳となった今でも成長を続けている。
(ABEMA/ブンデスリーガ)