【写真・画像】 1枚目
【映像】ロープに2度も吹っ飛ぶ衝撃KO

 ダメージが蓄積した体に左フックでロープに吹き飛ばされ、反動で戻ってきたところに右ストレートで再びロープへ…実況が「糸の切れたマリオネットのように…」と表現した衝撃KOに戦慄が走った。

【映像】ロープに2度も吹っ飛ぶ衝撃KO

 12月17日後楽園ホールで開催された「Krush.156」。森田奈男樹(エイワスポーツジム)とアリヤン・モハマディ(K-1ジム目黒TEAM TIGER)の対戦は3ラウンド、森田が左右のパンチを的確に当ててKOで勝ち。前回の敗戦を払拭する衝撃のKOで打撃戦を制した。

 空手ベースの森田とテコンドーをベースに日本を拠点にして活躍するイラン人のモハマディの対戦。7月の璃久戦に敗れた森田は復帰戦、対するモハマディはK-1グループ初参戦だが、これまでキックの戦績は6戦6KOと高いポテンシャルを持つ選手だ。

 序盤は“空手vsテコンドー”の見応えある蹴りの攻防。森田が空手仕込みの強烈なローを見せると、モハマディも独特の間合いからミドル、ハイ、スピンキックと多彩な蹴り。くわえて飛び込み気味にパンチの連打を見せるなど攻撃力の高さをうかがわせる。

 2ラウンド、モハマディの遠距離からの攻撃に手を焼く森田だが、じっくりプレッシャーをかけながらインローやボディを削っていく。ラウンド後半になると、森田のボディ狙いのスピンキックがヒット。徐々にモハマディの体力を削って行く。

 最終3ラウンド。ややスタミナが落ち始めたモハマディは、蹴り、やや泥臭く組みからパンチで打ち合いに持ち込むが、森田は冷静にミドルや三日月蹴りで対応。気持ちを奮い立たせてモハマディも抵抗するが、森田の追い打ちのボディへのスピンキックが的確に決まる。

 手数は見せるがすでに攻撃に覇気がないモハマディに対し、森田はじっくりと相手の嫌がる箇所を着実攻め続ける。すると森田の左ヒザ、左フックのコンビネーションがクリティカルヒット。顔を弾きあげられたモハマディはロープに吹き飛び、反動で戻ってきたところに追撃の右ストレートを叩き込まれると、その体は再びロープへ吹き飛んだ。2度もロープに吹き飛ばされたモハマディは、がくりと崩れ落ち、大の字で天を仰いだ。

 ABEMA実況の中元翔一アナウンサーが「糸の切れたマリオネットのように…」と表現するように、削りあいで精根尽き果てたモハマディ。「すごい倒れ方」「スタミナ切れとダメージ両方だ」「体力0って感じだな」など驚きの声が並んだ。

 前回、璃久のフックにKO負けを喫した森田だが、年内最後の大会でKOでの復活勝利。すでに来年を見据えて「今王座が不在なので、ぜひタイトルマッチ、トーナメントという形でやらせください」と空位のKrushスーパー・ウェルター級のトーナメント開催をアピールした。

【映像】ロープに2度も吹っ飛ぶ衝撃KO
【映像】ロープに2度も吹っ飛ぶ衝撃KO
“相打ち”のカウンターで衝撃KO 「いつの間にか相手が…」プロ格闘家も驚いた“コンマ1秒”で明暗くっきりの瞬間
“相打ち”のカウンターで衝撃KO 「いつの間にか相手が…」プロ格闘家も驚いた“コンマ1秒”で明暗くっきりの瞬間
18歳女子ファイターの足「色がやばい」「壊れちゃう」 王者の執拗なインロー攻撃に悲痛な声
18歳女子ファイターの足「色がやばい」「壊れちゃう」 王者の執拗なインロー攻撃に悲痛な声
18歳女子ファイターの足「色がやばい」「壊れちゃう」 王者の執拗なインロー攻撃に悲痛な声