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【映像】斎藤八段の鋭いツッコミシーン(4分頃~)
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 全国を8つのブロックに分け、エリア対抗として行われる団体戦「ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治」で、大阪・奈良・和歌山の3県を束ねるチーム関西Bの監督を務める畠山鎮八段(54)が、2024年関西将棋会館が移転する大阪府高槻市で地域会を行った。一行は地元ファンからの応援をもらうべく、精力的に市内各地を巡って大会とチームをPRした。

【映像】斎藤八段の鋭いツッコミシーン(4分頃~)

 畠山監督を筆頭に22名で構成された関西B。チーム活動の船出には、来年10月に関西将棋会館が移転を予定している“将棋のまち”・高槻市を選んだ。この日集まったのは、畠山八段の愛弟子でタイトル経験を持つ奈良県奈良市出身の斎藤慎太郎八段のほか、同御所市出身の増田裕司六段、大阪府大阪市出身の折田翔吾五段、同吹田市出身の石本さくら女流二段、さらに高槻市出身で市のPRキャラクター“はにたん”と同じ8月20日生まれの古森悠太五段の6人。地元からパワーをもらうべく、市内散策へと向かった。

 高槻市は名人戦や王将戦など数々のタイトル戦の舞台としても知られており、最初に向かった「しろあと歴史館」では藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖)や羽生善治九段らの色紙がズラリ。関西Bの面々も、自分が揮毫に選ぶ言葉とその意味を披露した。

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 斎藤八段は心意気を持って自分らしく戦うという意味を込めた「意気自如」、増田六段は「全力」と対局に臨む姿勢を表す熟語だったが、棋界屈指のユーモアキャラでもある折田五段はまさかの「さすがにタスマニア」。斬新すぎる揮毫だが「特に意味はないです」と答えると、普段はおっとりとした斎藤八段も「意味ないんかい!」と鋭いツッコミを入れざるを得ない様子だった。

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 次に向かったのは市の中心地となる商店街。タイトル戦でおやつ提供も行った地元で人気の和菓子や豆腐店、呉服店などを巡り、着々とチームのPRを行った。さらに駅前の百貨店内にある書店では、地元の将棋ファンの子どもたちと交流する場面も。「どうやってプロ棋士になりましたか?」「得意な戦法ななんですか?」などの質問に丁寧に答えると、少年たちは目をキラキラと輝かせていた。

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 さらに大阪市内で行われた関西将棋まつりに参加した畠山監督と斎藤八段は、このイベントの場でチームスローガンを発表。3県の文字と今年の大ヒット映画からインスパイアされた「翔んで阪奈和 高槻より愛を込めて」に決定した。畠山監督は関西Bのエントリーメンバーから「出場登録棋士」に誰を選出するのか。新年1月6日に放送される監督会議は必見だ。

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◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合には監督とチームから選ばれた出場登録棋士の4人の計5人が参加可能。試合は5本先取の九番勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。試合は1試合以上出場する「先発棋士」と、チームが3敗してから途中交代できる「控え棋士」に分かれ、勝った棋士は次局にも出場する。先発棋士は1人目から順に3人目まで出場し、また1人目に戻る。途中交代し試合を離れた棋士の再出場は不可。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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