【プレミアリーグ】リヴァプール1-1アーセナル(日本時間12月24日/アンフィールド)
前日に3位アストンヴィラが引き分けたことで、試合前からこの両チームのどちらかが首位に立つことが確定していた。プレミアリーグの歴史において、クリスマスを首位で迎えることはとても大きな意味を持ち、1位で折り返したチームの大半がそのシーズンを制している。
このことからもわかるように、今節は両クラブにとって地元のライバルチームとのダービーに並んで重要な一戦となった。そんなビッグマッチでリヴァプールの遠藤航は先発フル出場。この日本代表MFに対して、地元メディアはどのような評価を与えているのだろうか。
地元メディア『Liverpool Echo』は、この試合に出場した選手たちを10段階で評価。遠藤にはチーム最高点タイとなる「8」の評価が与えられた。
寸評では「序盤は攻めあぐねる恐れがあったが、ゲームを把握し、プレッシャーとテンポをもたらすようになった。狭い位置でボールをうまく使った」と、かなり好意的にパフォーマンスを受け取られている。
イギリスメディア『90min』も同じように10段階での採点を行い、『Liverpool Echo』と同じく日本代表MFに最高点タイ「8」点を与えた。
こちらの寸評でも「中盤の底で実に上品なパフォーマンス。おそらくリヴァプールのシャツでは最高の出来だろう」と、大絶賛をされている。
これだけの賞賛を集めた理由は、寸評にもあったように、遠藤の守備を起点に攻撃のチャンスがかなり多く生まれたからだ。
特に後半はアーセナルの繋ぎに対し、日本代表MFがデュエルの強さでボールを奪取してビルドアップを妨害。今節のようにプレーエリアが限定された中での制圧力はさすがで、そこからの展開もダイレクトやワンタッチでのパスと、シンプルなものが多かった。
前節マンチェスター・ユナイテッド戦に続き、アーセナルとのビッグマッチでも結果を残したことで、遠藤は地元のサポーターやメディアからの信頼を完全に掴んだと言ってよいのではないだろうか。アジアカップの期間中に彼がチームを離れるのは大きな痛手だが、目標であるタイトル獲得に向けての重要なピースになるだろう。
(ABEMA/プレミアリーグ)