【プレミアリーグ】リヴァプール 1-1 アーセナル(日本時間12月24日/アンフィールド)
ロングパスの名手として知られるリヴァプールのDFトレント・アレクサンダー=アーノルドが、またしても“必殺技”を炸裂させた。
リヴァプールはプレミアリーグ18節で、アーセナルとの首位攻防戦に臨んだ。いきなり4分にセットプレーから失点する苦しい展開になったが、29分にTAA(トレント・アレクサンダー=アーノルドの頭文字をとった愛称)が同点弾を演出する。
自陣中央あたりでボールを持ったTAAは、右サイドめがけてロングフィード。ボールはアーセナルの左SBオレクサンドル・ジンチェンコの頭上を超えて、走り込んだモハメド・サラーに渡る。リヴァプールのエジプト王は、そのまま中央にカットインし、ニアサイドをぶち抜くゴラッソを決めた。
サラーのカットイン&シュートはもちろん素晴らしかったが、TAAのロングフィードも特筆に値するクオリティーだ。高さ、急加速したスピードは完璧で、さらに処理しやすいようにバックスピンもかかっていた。SNS上でも「アシスト神」、「あの位置からアシストはすごい」、「あの位置が見えてるのか」、「完璧なフィード」、「バケモノやん」、「もはや卑怯だろ」など感嘆の声が目立ち、いわゆるタッチダウンパスの名手だった元イタリア代表MFのアンドレア・ピルロを思い出し「ピルロやん」という書き込みもあった。
ちなみに、リヴァプール公式によればTAAはこの日のアシストでプレミアリーグ通算が57アシストに到達。DFでは同僚のアンドリュー・ロバートソンと並ぶプレミアリーグ歴代最多の成績だ。そのロバートソンは故障離脱中のため(復帰は1月下旬の見込み)、まさに「魔法の右足」を持つTAAが新レコードを樹立するのは時間の問題だろう。
(ABEMA/プレミアリーグ)