【プレミアリーグ】バーンリー0-2リヴァプール(日本時間12月27日/ターフ・ムーア)
「サプライズ移籍したエンドウは、ドイツでの評価が正当なものだと示した」。プレミアリーグ初挑戦ながら存在価値を高めているリヴァプールの日本代表MF遠藤航に、地元メディアも大絶賛だ。
今夏にシュトゥットガルトからリヴァプールに加入した遠藤。シーズン序盤こそ限られた出場機会に加え、パフォーマンスを指摘される声も上がっていた。しかしアルゼンチン代表MFマクアリスターが負傷離脱以降はアンカーのポジションで出場を続けて評価を高めると、現在は公式戦7試合連続スタメン出場するなどポジションを獲得している。
特にバーンリー戦では、ゴール急襲のミドルシュートや、ロングボール成功率100%(3/3)、パス成功率は84%(63/75)と高い数字を残してオフェンスに貢献。ディフェンスでは、地上戦の勝率こそ29%(2/7)だったが空中戦の勝率は71%(5/7)と、好成績を残した。
地元メディアである『Liverpool echo』は、バーンリー戦の遠藤を高く評価。チームの勝利を決定づける2点目の場面については「小さな驚きだった。この日本代表MFが、中盤で強烈なタックルを見せたことで、リヴァプールの破壊的なカウンターアタックが成功した」と、遠藤が起点になったゴールであることを強調。さらに「ジョタのゴールが決まった時、エンドウは抱擁を求めてクロップの元に疾走した」と、クロップ監督との良好な信頼関係についても言及している。
同メディアは、今回のバーンリー戦で「エンドウはイングランドサッカーのスピードとフィジカルに適応していることを示した。元旦にニューカッスルと対戦した後はアジアカップのためにチームを離れる。その前にレッズでその価値を十分に示している」とコメント。「マクアリスターが欠場するなか、クロップが求めていた重要な役割を果たした。シュトゥットガルトからサプライズ移籍をしてきた彼は、ドイツでの評価が正当なものだと示した」と最大限の賛辞を送っている。
(ABEMA/プレミアリーグ)