2023年12月31日にさいたまスーパーアリーナで開催される「にゃんこ大戦争presents RIZIN.45」で、太田忍(パラエストラ柏)とのMMAデビュー戦に臨む芦澤竜誠(フリー)が朝倉未来について言及。「金持ったからああなっちゃった」「ポテンシャル的にUFCのベルトを獲れていた」など本音を爆発させた。
格闘家・芦澤竜誠と、演出家でテレビディレクターのマッコイ斉藤氏がコンビを組み、国内外を旅する「芦澤竜誠と行くぶらり喧嘩旅」の最新回が公開された。行く先々で起きるハプニングや、芦澤とマッコイ氏の喧嘩口調の掛け合いなどが見どころとなっている。
二人が今回訪れたのは、横浜中華街。試合まで三週間を切り、減量前の「最後の晩餐」を楽しもうと、マッコイおすすめの小籠包が有名な中華料理店「上海豫園」に向かった。食事が到着する前から、対戦相手の太田忍の話題で盛り上がる。マッコイが「太田忍選手が気になってYouTube見てみたけど、良い男じゃない」と話を向けると、「筋が通っている。やっぱり世界で戦っていた時点で凄いし、リスペクトだよね」と、SNSでバトルしていたのとは裏腹に、敬意を払っているようだ。
その後、マッコイが頼んだ豆苗炒めを見て「それ美味そうじゃねえな! 絶対俺なら頼まない」と、下げておいてからの「美味いな」という芦澤の珍しい“ノリツッコミ”を挟みつつ、話題は「現在の格闘界」へ。芦澤は「格闘家はスポンサー付けて金持ってたほうがカッコよく見える。でもそうじゃない。だんだん思っていた道から脱線するんだよね」と分析。
例に挙げたのは、先日YA-MANに77秒で壮絶なKO負けを喫した朝倉未来。「朝倉は朝倉なりの美学でやっているし、凄いと思う」と前置きしつつも、「金持ったりして脱線したでしょ? だからああなっちゃった(連敗続き)じゃん」「YouTubeもやらずに、金も稼ごうとせずに、ハングリーに強さだけを追い求めたら、ポテンシャル的にUFCのベルトを獲れていたと思う」と語った。
頷きながら聞いていたマッコイが「何かを得るっていうことは、何かを捨てるってことなんだ」と返すと「そうなんだよね。何かを捨てられないやつってみっともない」と持論を展開。しばらく“SNS断ち”をして、「人生の大一番」と位置づけた試合に向けトレーニングをストイックに重ねる芦澤が、どこかカッコよく見える最新回となった。