【TOYO TIRES CUP 2024】日本代表5-0タイ代表(1月1日/国立競技場)
圧巻の5試合5得点のゴールショーだ。日本代表FW中村敬斗は、1月1日のタイ代表戦で途中出場ながら1ゴールをマーク。2023年3月に代表デビューしたばかりの男は、これで出場4試合連続ゴールに。結果を残す男に対してファンも「しっかり詰めてる」「この決定力よ」と、期待を裏切らない活躍に歓喜した。
スコアレスで折り返した日本の本領発揮となったのは、後半のことだった。堂安律と共に途中交代となった中村敬斗は、主戦場の左サイドを起点としながら、日本にリズムを与えていく。61分には、ゴール前に侵入して右サイドからのクロスにダイレクトでフィニッシュすると、右ポストを直撃する"ゴール未遂"を演出した。
迎えた72分、自らが起点となってゴールを呼び込んだ。
ペナルティエリアの左でボールを持った中村は、佐野海舟に預けると、3人目の動きでさらに中央へと侵入。佐野が中央マイナスへラストパスを送り、南野拓実がフィニッシュすると、GKに弾かれたボールに詰めてネットを揺らした。タイ代表を翻弄するパスワークとオフ・ザ・ボールの動き、ゴール嗅覚で結果を残してみせた。
中村が代表デビューしたのは2023年3月、キリンチャレンジカップのウルグアイ戦。その試合こそゴールはなかったものの、6月のエルサルバドル戦で初ゴールをマークすると、9月のトルコ戦で2得点、10月のカナダ戦でも得点を挙げ、デビューから4試合・4得点という圧巻のパフォーマンスを見せていた。
そしてタイ代表戦だ。期待を背負いながら迎えた一戦、途中出場でゴールを決め、4試合連続ゴール、デビューから5試合・5得点と、自ら打ち立てた記録を更新して、チームの勝利に貢献した。試合後、中村は「あそこにたまたまボールがこぼれてきたので、ラッキーだった」と謙遜したが、その足で、自らの価値を示してみせた。
(ABEMA/サッカー日本代表)