将棋の朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメント1回戦が1月13日に行われ、永瀬拓矢九段(31)と高見泰地七段(30)が午前10時から対局を開始した。本局の勝者は、午後2時から行われる2回戦で豊島将之九段(33)-佐々木勇気八段(29)戦の勝者と準決勝進出をかけて戦う。
永瀬九段は2009年10月に四段昇段。竜王戦1組(1組:7期)、順位戦A級(A級:3期)。タイトルは王座4期と、叡王1期の計5期。一般棋戦では計2回の優勝経験がある。朝日杯は14期目の参戦で、2019年の第13回大会に準優勝。今期は本戦からの出場で、初優勝を目指す。
高見七段は、2011年10月に四段昇段。竜王戦2組、順位戦B級2組。第3期叡王戦で初のタイトルを獲得。対局で活躍する傍ら、イベントなどでも軽快なトークでファンも多い棋士だ。本棋戦は12期目の出場。今期は1回戦から勝ち上がり、6期ぶり2度目の本戦出場を決めた。
両者の公式戦対戦は9局で、第4期叡王戦七番勝負を含めそのすべてで永瀬九段が白星を飾っている。ともに横浜市出身で少年時代から知る仲の2人が約4年ぶりに対戦。本局を制し、2回戦進出を決めるのはどちらか。持ち時間は各40分。振り駒の結果、先手は高見七段に決まった。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。前年の第16回優勝者は藤井聡太竜王・名人。
(ABEMA/将棋チャンネルより)