チェルシーがフラムを1-0で下した1月13日のプレミアリーグ21節終了後、ABEMA解説を務めた元日本代表FWのハーフナー・マイク氏が選ぶ「前半戦のプレミアリーグ・ベストゴールTOP3」が発表された。
3位に輝いたのは、リヴァプールの遠藤航がフラム戦(2023年12月3日)で挙げたプレミアリーグ初ゴールだ。
この試合でベンチスタートだった遠藤は、1点ビハインドで迎えた83分から途中出場する。すると、そのわずか4分後の87分、リヴァプールが自陣からのフィードで一気に相手陣内に攻め込んだ場面で、バイタルエリアでフリーとなっていた遠藤は前方のモハメド・サラーにボールを要求。日本代表MFは落としのパスを右足ダイレクトで振り抜くと、美しい弾道のシュートがゴール右隅に吸い込まれた。
その1分後にはトレント・アレクサンダー=アーノルドが勝ち越し弾を決めてリヴァプールが勝利しており、遠藤の同点ゴールはまさに値千金となった。
12月度のプレミアリーグ最優秀ゴールにノミネートされるなど話題沸騰となったゴラッソを、ハーフナー氏は「相手は対角線にシュートを打ってくると思ったはずですが、その逆に打った。気持ちいいゴールですよね」と分析。さらに「この試合は途中出場でしたけど、遠藤選手はここから勢いに乗った。そのまま成長してスタメンに定着して、12月のクラブ月間MVPにも選ばれました。このゴールが彼を勢いづけましたよね」と、日本代表MFが入団1年目のリヴァプールで認められるうえで貴重なゴールだったと語った。
実際、遠藤はフラム戦以降で公式戦8試合連続スタメンと完全にユルゲン・クロップ監督の信頼を勝ち取った。現在は日本代表の一員としてアジアカップに参戦中だが、指揮官もリヴァプール帰還を心待ちにしていることだろう。
(ABEMA/プレミアリーグ)