【ブンデスリーガ】アウグスブルク0-1レヴァークーゼン(日本時間1月13日/WKKアレーナ)
弱冠二十歳の若武者の無双っぷりが止まらない。レヴァークーゼンのドイツ代表MFヴィルツが、途中出場から流石のプレーを見せた。
この日はベンチスタートとなったヴィルツに出番が回ってきたのは、ゴールレスで迎えた62分だった。得意のドリブルでチームのリズムを変えた若き司令塔は、69分にも起点となる動きでチャンスを作り出す。
ボックス手前左の位置でボールを受けると、ホフマンとのワンツーでボックス内に侵入。左足でトラップすると、詰めてきたディフェンダーとの距離を計りながら、最後は右足を小さく振り抜いてニアサイドを狙った。このシュートは決まらなかったものの、ヴィルツの投入で流れを掴んだレヴァークーゼンが後半アディショナルタイムのゴールで2024年最初のリーグ戦を白星で飾った。
レヴァークーゼンのアカデミー育ちであるヴィルツは、2019-2020シーズンにブンデスリーガ史上3番目の若さである、17歳15日でデビュー。さらに2020年6月に行われたバイエルン戦で初ゴールをマークし、17歳34日は当時のブンデスリーガ最年少ゴール記録だった。
圧倒的なドリブルテクニックで、首位にレヴァークーゼンの原動力として活躍するヴィルツには、すでにバイエルンやレアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッドなど各国のビッグクラブが獲得に興味を示していると言われている。さらに現在の市場価値は1億ユーロ(約156億円)。今後もさらに高騰することが予想されている。
(ABEMA/ブンデスリーガ)