【ブンデスリーガ】アウグスブルク0-1レヴァークーゼン(日本時間1月13日/WKKアレーナ)
さすが名門・バルセロナのカンテラ育ちだ。ブンデスリーガで首位に立つレヴァークーゼンを牽引するスペイン代表DFグリマルドが、得意とする縦回転の高速キックでスタジアムを沸かせた。
注目のプレーが飛び出したのは30分、右サイドのフリンポンがドリブルで運び、ボックス手前で並行にパスを通す。これに反応したのがグリマルド。トラップでシュートを打てる位置にボールを置くと、2ステップ踏んで左足を一閃。擦り上げるように蹴ったボールは縦に鋭く落ちてクロスバーを直撃し、スタジアムには乾いた音が響いた。
惜しくもゴールとはならなかったが、スタジアムに詰めかけたサポーターたちからは歓声が沸き上がっていた。
バルセロナの下部組織育ちであるグリマルド。将来を嘱望されて各カテゴリーを順調に昇格してきたが、バルセロナB時代に当時のトップチームの指揮官であるルイス・エンリケ監督を批判。スペインメディアに「彼と話すことなんて何もないよ」と話したことが明らかとなり、首脳陣の逆鱗に触れて同クラブでのトップチームに昇格は実現せず。20歳でポルトガルの名門・ベンフィカに移籍すると、7年間で公式戦303試合出場、27ゴールを挙げた。
そのベンフィカ時代にはアーセナルやナポリ、アトレティコ・マドリーなど各国のビッグクラブが注目していたが、2023年6月にシャビ・アロンソ監督率いるレヴァークーゼンに加入。超攻撃的なスタイルに加え、左足のプレースキックでチームの得点力アップに貢献している。ウイングバックながらリーグ戦17試合で7ゴール6アシストと結果を残し、チームの首位躍進を支えている。
(ABEMA/ブンデスリーガ)