【WWE】SMACKDOWN（1月12日・日本時間13日／リンカーン）
最強レスラー3人によるタッグに場内が熱狂。互いの得意技が飛び交い、最後はトリプルの合体技でテーブルが足元から崩壊したド派手な「WWE版アベンジャーズ」的な“狂宴”が反響を呼んだ。
前週、AJスタイルズ、LAナイト、ランディ・オートンの3WAYマッチを、“ブラッドライン”がぶち壊した経緯からこの日も抗争が激化。ライバルだった3人が一時休戦し、ソロ・シコア＆ジミー・ウーソと未発表の「X」を加えた6人タッグ戦に臨んだが、このメイン戦は予想通りの荒れ模様となった。
統一WWEユニバーサル王者、ローマン・レインズ不在の“ブラッドライン”はタッグパートナー探しに奮闘するも拒否されるなど難航。ハンディキャップ戦を阻止したシコア＆ジミーは、オートンを襲撃して出場不可能に追い込もうと画策し、目論見は成功したかに見えた。
試合はAJ＆LAナイトとシコア＆ジミーの2対2でスタート。最初こそぎこちないAJとLAナイトだったが、意外にも息のあった連携を見せた。途中、老獪なシコア＆ジミーの攻撃により2人の関係に再び亀裂が入りはじめた場面で、オートンが復活しテーマ曲とともに登場。
オートンはジミーに必殺技『RKO』を炸裂させ、あっさりカウントスリーを奪って試合を決めたが、それだけでは終わらなかった。
敗れた腹いせにシコアがオートンの背後から襲撃。サモアン・スパイクのポーズを取ったが、AJがトップロープから飛んできてオートンをアシスト。続いてLAナイトが必殺技『BFT』を決め、すかさずオートンもダメ押しのRKOを完璧に決めた。
AJ、LAナイト、オートンという3大スターが夢の狂宴。まずは場外でブチ切れたオートンが鉄階段を担ぎ上げてジミーに激突させると、LAナイトが首根っこをつかみ排除した。そして、アナウンステーブルを整えて孤立したシコアを3人で担ぎ上げると、テーブル目掛けて渾身の合体パワーボムを炸裂。
余りにも強烈な3人のパワーに、頑丈なテーブルは足元から崩壊し、グッタリと倒れ込むジミーはピクリとも動けず沈黙。
ファンも「この3人の合体が見たかった」「溜飲が下がるなあ」「今日はスッキリした」などの声とともに「なかなかこの3人に担がれることはないわ…」と夢の狂宴シーンに浸っていた。
（ABEMA／WWE『SMACKDOWN』）
