<大相撲一月場所>◇四日目◇17日◇東京・両国国技館
体重60キロと超スリムな体型で知られる序二段六十六枚目・宇瑠寅(式秀)が、投げを打たれた瞬間、咄嗟に大きく体を反らせてブリッジしながら耐えるという離れ業を披露し、館内をざわつかせた。
新弟子の体格基準は身長165センチ以上、体重65キロ以上。条件を満たさなくても2次検査で運動能力を満たせれば合格できるルールだが、34歳のベテラン・宇瑠寅は165.8センチとぎりぎりで、体重は基準以下の60キロ。入門時より体重が落ちて、今の数字になっている。
それでも連日懸命な取組を続ける中、この日の相手は序二段六十七枚目・北勝伊(八角)で、身長175.9センチ、体重148.2キロと2回りも3回りも大きい相手。宇瑠寅も考えた取り口で、立ち合いからすぐに相手の左足を取りに行く奇襲。体勢を崩すことに成功し、あと一歩で勝ちが見えたところだったが、北勝伊に右上手を引かれると豪快に投げられた。
ただ、ここであっさり投げ捨てられないのが宇瑠寅の根性。大きく体を反らせると、両足をしっかり土俵に踏ん張りつつ、頭が土俵につくかつかないほどの“ウルトラブリッジ”
で粘りに粘った。最後は背中からドスンと落ちて敗れたものの、館内からは見たこともないような粘りっぷりにざわつきが起きていた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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