【写真・画像】 1枚目
【映像】「マジで規格外」“3発圧勝”の取組

大相撲一月場所>◇六日目◇19日◇東京・両国国技館

 “大器”として注目を集める新入幕の前頭十五枚目・大の里(二所ノ関)が、ベテランの前頭十六枚目・宝富士(伊勢ヶ濱)を圧倒。たった3発の突きで押し出しを決め、「なにこの新入幕」「マジで規格外だ」と館内騒然となった。

【映像】「マジで規格外」“3発圧勝”の取組

 相撲の強豪として知られる日体大時代に2年連続でアマチュア横綱に輝き、令和5年(2023年)五月場所で初土俵を踏んでから所要4場所で幕内昇進を果たしたザンバラ頭の期待の新人・大の里。新入幕の一月場所では三日目に黒星を喫するも、相手力士を圧倒する相撲で五日目を終えて4勝1敗と白星を伸ばしてきた。

 六日目の対戦相手となったのはベテラン36歳の宝富士。10年以上幕内の座を守ってきた経験豊富な力士だ。だが立ち合い大の里がもろ手で突くと、宝富士の体は吹き飛ぶように大きく後退。大の里は続けて2発、3発と突くと、宝富士を全く寄せ付けず一方的に押し出して勝ち星を挙げた。規格外の実力を見せた大の里は5勝目。敗れた宝富士は3敗目を喫した。

 ベテランを相手にたった3発の突き押しで圧倒した大の里。取組終了後、ABEMAで解説を務めた元関脇・嘉風の中村親方は「今日はもろ手突きを選択したようですけど、立ち合いのひと突きで勝負が決まりましたね」と指摘すると、「(立ち合いで)宝富士が体を起こされてしまって、重心が後ろに下がった」と分析。続けて「大の里も前に突き落とされて敗れることもあるんですけど、今日みたいに頭が下がらない押しをしている時は本当に調子がいい」と説明し、「一瞬も息が上がっていませんから」と語った。

 大の里が一方的に勝利すると館内騒然となり、ABEMAの視聴者からも「凄い圧力!」「強すぎワロタ」「なにこの新入幕」「マジで規格外だ」「ザンバラなのに」「これはバケモン」と驚きや称賛の声が相次いで寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル) 

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