将棋の藤井聡太王将（竜王、名人、王位、叡王、王座、棋王、棋聖、21）に菅井竜也八段（31）が挑戦する「囲碁将棋チャンネル 第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第2局が1月20日、佐賀県上峰町の「大幸園」で行われている。対局開始直前には藤井王将が立会人に対し「いま暖房はついていますか？」と確認を入れ、入念に環境のチェックを行っていた。
藤井王将の先勝で迎えた第2局。本局は藤井王将がシリーズ最初の先手番を持つとあり、挑戦者・菅井八段との対抗形にどのような作戦を用意しているか大きな注目を集めている。
午前9時の対局開始に備え、藤井王将は8時50分頃対局場へ入室。身の周りの支度を整えた後、静かな手つきで駒を並べていた。定刻を前にお茶を一口。その後、目を閉じ集中力を高めていたものの、ふと視線を上げて立会人の小林健二九段（66）の方へ。「すみません、いま暖房はついていますか？」と小声を掛ける様子が見られた。
前日に行われた検分で盤駒、照明や室温など対局室の環境を事前に確認しているものの、対局開始時には多くの関係者や報道陣が詰めかけているとあり、やや変化を感じたようだ。小林九段は「20度で設定してあります」と前日に藤井王将からリクエストされた温度に設定されていることを伝えると、藤井王将も「わかりました」と返答。より念入りな環境チェックが行われていた。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
