自民党派閥の政治資金裏金事件を受けて岸田派(宏池会)、安倍派(清和政策研究会)、二階派(志帥会)が解散を表明した。
これら派閥の解散に対し、ノンフィクションライターの石戸諭氏は「政治学の世界では、自民党の歴史は派閥解散の歴史だ」と説明。
「派閥解消論は自民党ができた当時から脈々とある。自民党はいろんな派閥の集合体であり、『派閥は解消した方がいい』という話は定期的に起きている。しかし、派閥ができること自体は自然な流れで、一般企業においても300人超の集まりになった時に、50人程度の考えの近いもの同士で分かれ、その中で議論していくことはある」
その上で石戸氏は「問題は派閥が“裏金を作るマシーン”になったことだ」と指摘。
さらにその対策について、「政治と金の問題の解決には『透明性を高める』しかない。やはり、どのように、誰から、いくらお金をもらって、何に使ったかをできるだけオープンにしていくべきだ。元々は裏金を作った議員が結局何に使ったかを説明できなかったことが不信感につながったのだ」と説明。
「過去にも『解散しました』と表明した後に結局元に戻ってきた歴史がある。単に解散したからOKとは全く思わない」
(『ABEMAヒルズ』より)
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