【WWE】SMACKDOWN（1月19日・日本時間20日／アトランタ）
クラシックな大技『エアプレーンスピン』の回転の渦に自ら突っ込んでリング下へ真っ逆さま。さらに目が回ったタッグパートナーもよろけながら場外へ転落。英国出身のチャラ男系タッグチームのリアクションが場内を盛り上げるひと幕があった。
WWEで売り出し中の元NXTタッグ王者“プリティ・デッドリー”エルトン・プリンス＆キット・ウィルソンが、ピート・ダン＆タイラー・ベイトと対戦したタッグマッチでコミカルなアクシデントが起きた。
仲間がいなくなり孤立無援の元ブッチが、かつてのリングネーム“ピート・ダン”で心機一転臨んだタッグ戦。パートナーにはNXTから盟友のタイラーを呼び寄せた。
リニューアルのピートは、序盤から元ブッチでもお馴染みだった手を踏みつけ、指をあらぬ方向に曲げて相手を痛ぶる残忍な攻めは健在。タッグパートナーのタイラーも、いぶし銀のブリティッシュ・スタイルで魅せるプロレスを展開するが圧巻はキットに放ったクラシック技だった。
ピートとクリーンにタッチし、セカンドロープに駆け上がると肩を借りて捻りの利いた体落としを浴びせリングインすると、キットを担ぎ上げてエアプレーンスピンを敢行。
ぐるぐる回るなかエルトンが相棒の救出に向かうも、高速で駒のように回る渦に入りきれず「おっとっと…」と何度もスウェイしながら障害物を避ける『SASUKE』のフィッシュボーン状態に…。決死の覚悟でエアプレーンスピンの渦に飛び込むと、キットの足を顔面に喰らい悶絶しながら場外へと落下。続いてキットも、「目が回った」アピールをしながらヨロヨロとリング下へと転落していった。
一連のシーンにファンからは「コントだ」「いい受け身ｗ」「バカやんｗ」「落ち方も最高だな」と好意的な声が多数。さらにエルトンが「（キットの目が回ってるから）ちょっと待ってくれ」と対戦相手にタイムを要求する伝統芸のような小悪党ムーブに場内も温かい拍手で応援。
試合は後半、ピート＆タイラーが息のあった連携を見せると、ピートが指踏みつけ顔面をマットに叩きつける必殺ムーブ『ビター・エンド』を決めエルトンからカウントスリー。リングネームを元に戻した初戦を白星で飾った。
（ABEMA／WWE『SMACKDOWN』）
