<大相撲一月場所>◇十日目◇23日◇東京・両国国技館
関脇・琴ノ若(佐渡ヶ嶽)が新入幕で快進撃を続ける前頭十五枚目・大の里(二所ノ関)との1敗対決を寄り切りで制し、今場所の成績を9勝1敗とした。大きな力士が揃う幕内にあっても一際目立つ大型力士のド迫力対決となったが、大関取りを目指す琴ノ若が快勝。その後の取組で前頭十四枚目・阿武咲(阿武松)が敗れたため、優勝争いの単独トップに立つとともに、大関の目安となる「3場所で33勝」にあと4勝と迫った。
琴ノ若は189センチ・177キロ、大の里は192センチ・183キロと、直径4.55メートルの土俵が小さく見る超ヘビー級対決。琴ノ若は先々場所が9勝、先場所が11勝と2場所で20勝を挙げており、今場所に13勝すると「三役で33勝以上」という大関昇進の目安に届くという大事な場所だ。一方、大の里はまだ髷が結えないほどのスピードで出世し今場所が新入幕だったが、前日までに8勝1敗で勝ち越し。にわかに110年ぶりとなる新入幕優勝についても騒がれ始めるほど、将来を期待される大器だ。
今後の角界を引っ張っていくだろう両力士の対戦は、期待通りのパワーとパワーのぶつかり合いに。立ち合い胸から当たり両差しを狙うと、そのまま大の里にまわしを許さず厳しい攻めの終始。相手に何もさせない完勝で1敗を死守し、優勝争いのトップを譲らなかった。敗れた大の里は2敗に後退したとはいえ、まだ残りは5日間あり、上位が星を潰し合う間に逆転する可能性も十分にある。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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