【ブンデスリーガ】バイエルン0-1ブレーメン(日本時間1月21日/アリアンツ・アレーナ)
空間を支配するパスが飛び出した。敵陣ボックス手前でボールを持ったバイエルンMFキミッヒは、ブロックを敷く相手守備陣を無効化する浮き球パスでムシアラにパスを供給。1本のパスで違いを作ることができる”キックの名手”ぶりを見せつけた。
スコアレスで迎えた22分、バイエルンが敵陣に押し込む展開で、やや後ろめにポジションを取っていたMFヨシュア・キミッヒのもとにボールがこぼれた。
フリーでボールを持ったドイツ代表MFは、多くの人数をかけて自陣を固めるブレーメンの守備陣の裏をかく浮き球パスでチャンスを演出。ジャマル・ムシアラにピンポイントのパスを通すと、若きドイツ代表MFは頭で中央に折り返した。
このプレーからゴールは生まれなかったが、ABEMAで解説を務めた鄭大世氏は「このパスは見事でしたね。あのパスは難しい」とコメント。キミッヒの空間を支配するパスの精度の高さに言及していた。
この場面のように、引いている相手に対して奥行きのあるパスを見せることで、今度は手前のスペースが空いてくる。キミッヒのような自由自在にパスを操れる選手は、相手を崩す上で欠かせない存在と言えるだろう。
(ABEMA/ブンデスリーガ)