<大相撲一月場所>◇十一日目◇24日◇東京・両国国技館
ともに無傷の全勝同士の対決となった幕下四十一枚目・春山(尾上)と三段目筆頭・丹治(荒汐)の一番。ざんばら頭の春山の髪を丹治が引っ張ってしまうアクシデントが発生し、反則で春山が6勝目を挙げた。髷ではなく髪を掴んで反則となるという珍事に、ファンも 「これはアカン」「髷ないのに反則初めて見たかも」と騒然となった。
春山は鹿児島県出身、平成12年(2000年)生まれの23歳。名門・日大相撲部で主将を務めていた経歴を持ち、番付に初めて四股名が載ったデビュー場所の令和五年(2023年)五月場所では7戦全勝で序ノ口優勝。その後も大きく勝ち越しを続けて番付を上げ、まだ髷が結えないざんばら頭のまま、今場所では幕下で5番取って5連勝と実力を示してきた。
十一日目の対戦相手となったのは三段目で無敗の丹治。立ち合い左に変化してはたき込もうとした春山だが、丹治が落ちずについていく。直後、丹治が顔を突き上げてからはたき込むと、春山は前のめりに倒れた。
軍配は丹治に上がったが、丹治がはたき込む際に春山の髪の毛を引っ張っていたのではないかと物言いがつき、協議の結果、髪を引っ張っていたことが確認されて反則で春山の勝ちとなった。勝った春山はこれで6連勝。敗れた丹治は1敗目を喫した。
髷掴みが反則ということは広く知られているが、ざんばら髪のため、“髪掴み”で反則となった珍しい一番。予想外の結末にファンも騒然となり、「これはアカン」「故意ではないだろうけど」「反則もったいない」といった声が寄せられたほか、髷ではなく髪を掴んで反則となったことに対して「反則になるんだ」「髷掴みならぬ髪掴みで反則」「髷ないのに反則初めて見たかも」といったコメントも相次いでいた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
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