<大相撲一月場所>◇十一日目◇24日◇東京・両国国技館
序二段六十九枚目・達ノ森(伊勢ノ海)が序二段七十一枚目・旭丸(大島)を引き落としで下した一番は、予想外の逆転勝利となった。土俵際での一瞬の出来事にファンも困惑し、「ありゃ」「なんで勝てたんだ…」と戸惑いの声が相次いだ。
達ノ森は平成17年(2005年)生まれの19歳。身長191センチ、体重168.8キロと大きな体の持ち主だ。十一日目に対戦した旭丸は身長174センチの小柄な力士で、土俵に両者が立つと体格差が際立つ一番となった。
序盤で攻めたのは小兵・旭丸だった。立ち合い、達ノ森が胸で受け止めると、突っ張ってくる旭丸に押されて土俵際まで追い詰められてしまう。旭丸が圧倒するかに見えたものの、土俵際で達ノ森は落ち着いて相手の手を引くと、そのまま引き落としを決め、何事もなかったかのように勝利を決めた。勝った達ノ森は3勝目。敗れた旭丸は4敗目を喫した。
土俵際で粘ることもなく達ノ森があまりにもあっさり逆転勝利を遂げた予想外の結末に、困惑するファンも続出。ABEMAファンからは「ありゃ」「なんで勝てたんだ…」「そこから負けるのか」といった声も寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)