【ブンデスリーガ】バイエルン1-0ウニオン・ベルリン(日本時間1月25日/アリアンツ・アレーナ)
絶対王者バイエルンの“2連続ベルベットパス”が美しすぎた。1本は、イングランド代表ダイアーから、2本目はドイツ代表キミッヒから、いずれもドイツ代表ザネの足元にピタリと届く華麗な浮き球パスを届けた。そのプレーにはファンも「素晴らしい」と驚嘆した。
注目のプレーは48分のことだ。右サイドから相手を崩しにかかるバイエルンは、左サイドバックをつり出すことに成功。空いたスペースに抜け出したザネを使って、同じような2本のパスを繰り出しながら、さらなる突破を図っていった。
1本目は、センターバックのダイアーによる、見事なバックスピンをかけたループパスだ。これは相手DFに対応されて組み立て直すと、2本目はキミッヒが、再びザネへのピンポイントパスを配給した。惜しくもオフサイドとなったものの、2人が送り届けた2本のパスはいずれも芸術的であり、なおかつ相手を出し抜く精度だった。王者が披露した滑らかなベルベットパスが繰り出されたシーンでは、スタジアムが大歓声に包まれていた。
1本目のパスを通したダイアーは、途中出場ながら、この日がバイエルン移籍後デビュー戦となった。プレミアリーグからやってきたイングランド代表には、ファンも「ダイアー普通に良い」「素晴らしい」「ダイアーのパスよくない?」とご満悦の様子だった。
一方、2本目のパスで沸かせたキミッヒはこの試合でMVP級の活躍を見せたものの、終盤に肩を痛めてしまう。途中から右サイドバックを務めるなどポリバレントな能力発揮していただけに「キミッヒが心配」「キミッヒ肩大丈夫?」「ウパ、ライマー、キミッヒの怪我は重大事件じゃないですか」などSNSでもファンから心配の声が挙がる事態となった。それでもこのドイツ代表は、最後までピッチに立ってチームの勝利に貢献してみせた。
(ABEMA/ブンデスリーガ)